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備後渋をご存知ですか?

   

こんにちは!福山市で住宅リフォ-ムを行っているサンモルトの竹内です!

備後渋って・・・

備後渋は山城渋(京都)と並び有名でしたが、原料の柿も殆どが伐採され需要も少なくなり
唯一あった尾道の高須の工場も閉鎖となりました。
一般的に(私もそうですが)渋柿だったら同じ?と思っていたら、大違いでした。
これが実際の『備後渋』に使われる柿渋です。
4cmくらいの大きさです。原材料を見たのも初めてでした。

備後渋_R

やめられた工場をNPOの方が譲り受け、再度『備後渋』の復活を目指す事となりました。
柿を機械のロ-ラ-に乗せていき

機械1_R

この機械で3段階に絞っていきます。

機械2_R

機械を通り抜けていくと

機械5_R

砕かれた柿が出現!
そして、濾過していきます。

溜め_R

段々、搾られていき絞りたてがこんな感じです。

絞りたて_R

10年以上前に、正しい知識もないまま身近に育っている渋柿で作ってみるも失敗した
苦い経験があります。
柿渋の用途は漁網や一閑張り(竹籠にちぎった和紙をでんぷん糊で2重に貼り、柿渋を塗った物)や
塗料として使用されてきました。
柱や梁には防虫・防腐効果があるので塗られる事があります。
(ベンガラや墨とも混ぜて使われたりします)
この搾りだされた渋は3年寝かせ、塗料として出荷されます。
自然塗料で、問題は臭いが・・・好奇心のある方は匂ってみて下さい(笑)

 

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竹内貴子

竹内貴子

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